第７回　医療安全セミナー開催のご案内

拝啓　

皆様方におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

　この度、公益社団法人　北海道臨床工学技士会では社団法人　北海道看護協会のご後援
を頂き、「第７回医療安全セミナー」を開催致します。今回は「さまざまな視点から医療安全を
学ぶ！」をメインテーマとして５つの教育講演を組みました。管理が難しい在宅人工呼吸管理
のノウハウを含めた人工呼吸器安全管理、新しい酸素療法、生体情報モニタ安全管理、昨年
年末に胆振地区で発生した
暴風雪による大規模停電の生の教訓をお話して頂きます。

　さらに特別講演では、ご主人を人工呼吸器事故で亡くされ、その後は病院職員として阪南
中央病院　患者情報室「とまり木」の運営と医療安全管理室のメンバーとしても活動されて
おられる北田　淳子氏にご講演をお願いしております。

　最愛のご家族を失う医療事故が起こった病院には近寄りがたい思いがあると思いますが、
北田氏は勇気を持ってその病院に入職され、患者の目線で病院側へ提言し、病院の改善
を促すように活動されておられます。

　また、阪南中央病院は、大変な事故を起こしたことを風化させたくないという思いで、北田
氏を病
院の職員として迎え入れたという姿勢も特筆すべきことであると思います。これは北田氏の
勇気と
使命感、そして病院側の誠意を持った対応がなければ絶対に実現しない形であり、有事の
際にはどう対応すべきかを北田氏から学ぶべきものがたくさんあると思います。

　私たちは患者様の命をかけた教訓を絶対に風化させてはなりません。今回の医療安全
セミナーは改めて命の尊さを見つめ直す機会にしたいと考えております。

　各医療施設の医師、看護師、および臨床工学技士などの医療技術職はもとより、病院
管理者、各部門管理者、医療安全を推進するリスクマネージャーの方々にも是非とも聴講
して頂きたい内容となっております。

時節柄、何かとご多忙とは存じますが、このセミナーを通して医療安全の推進に繋げて
頂ければ幸いでございます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬具

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　公益社団法人　北海道臨床工学技士会　安全委員会