謹啓
時下益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
本年6月に北海道臨床工学技士会会長を拝命し、第35回という節目の北海道臨床工学会の大会長として、その
運営にあたらせていただくことになりました。どうぞよろしくお願いいたします。本学会は北海道内の臨床工
学技士の技術の研鑽、および資質の向上を図るとともに、日頃の研究成果が道民の医療、福祉の進歩充実に寄
与することを目的としております。会期は2024年11月3日(日)とし、会場を北海道科学大学及びWEB配信に
於いて開催するべく鋭意準備を進めております。
近年、医療を取り巻く環境は急速に変化しております。医療従事者不足、医療費の削減など様々な課題が山
積しております。また、今年度よりスタートした医師の働き方改革におけるタスクシフト・シェアや、医療
DXにおける院内サイバーセキュリティー対策など臨床工学技士の役割はますます重要になってきております。
このような状況下で患者さんの命を支える医療機器を安全かつ効率的に運用し、チーム医療の一員として質の
高い医療を提供することが我々には求められております。プログラムは例年通り、教育講演をはじめ充実した
プログラムを用意しておりますので活発な意見交換をしていただきたいと思います。また企業展示にて最新の
医療機器をご覧いただけます。
2019年のコロナ禍以降、運営の一部を外部に委託してきましたが、これまで培った経験をもとに第35回大会
は道臨工スタッフのみの運営によるハイブリッド開催を予定しています。現地会場で直接お会いして活発な議
論、懇親だけではなくさまざまな事情で参加が叶わない方へ向けWEB配信も行います。多くの皆様の第35回北
海道臨床工学会参加を心からお待ちしております。
謹白 |